バイク廃車110番|ベトナム現地視察のアイキャッチ画像

今年5月後半、私たちは「バイク大国ベトナムの歴史的規制を前に、現地街頭調査を実施する」というプレスリリースを発表いたしました。多くの方から反響をいただき、誠にありがとうございました。

本調査に関するプレスリリース

株式会社アリーモのプレスリリース(2026年5月20日 10時25分)バイク大国ベトナムの歴史的転換点へ。2026年6月の「ガソリン車規制」開始を前に【バイク廃車110番】が現地…

そして、2026年6月、私たちはベトナムの地に立ち、まさに歴史が動く「直前」の空気感を肌で感じてまいりました。

ベトナムでは、2026年6月30日から全国的な排ガス検査が義務化され、7月1日からは首都ハノイでのガソリンバイク乗り入れ制限が試験導入されています。世界最大級の二輪市場がどのように変わろうとしているのか?

今回は、「定点観測」と「現地ライダーへのインタビュー」という方法だからこそ見えてきた、ベトナムバイク事情の『リアル』をレポートします。

■ 1. 街頭定点観測:ニュースと現実のギャップ、EV化率のリアル

メディアでは「急速なEVシフト」が報じられることの多いベトナムですが、私たちが交差点や大通りで定点観測をして肌で感じたリアルは、「まだまだガソリン車が圧倒的多数を占めている」という状況でした。

電動バイク(EV)の姿もちらほらと見かけはするものの、全体の割合から見ればEV化率はまだごく微小。街を埋め尽くすバイクの波のほとんどは、今も力強いガソリンエンジンの音を響かせていました。

バイク廃車110番|ベトナム現地調査・視察|街中の道路を走るバイク
ハノイの夜を埋め尽くすバイクの波。ニュースで耳にする『ガソリン車規制』や『EVシフト』の陰で、現場では今も無数のガソリンバイクが生活の足として街を支えています。

しかし、ここで終わらないのがプロの目線です。走っている無数のガソリン車を細かく観察していくと、ある決定的な変化に気づきました。

それは、多くのバイクの燃料供給方式が、かつての「キャブレター式」から「インジェクション式(FI)」へと劇的に移行していたことです。

バイク廃車110番|ベトナム現地調査・視察|
街頭に停められたホンダのスクーターと、Grabおよびレンタルバイクのヘルメット。市民の移動やビジネスを支えるガソリンバイクのリアルな姿。
バイク廃車110番|ベトナム現地調査・視察|ホンダ・エアブレード|ベトナム仕様のスクーター

一見すると昔ながらのバイクだらけに見えるベトナムの街ですが、その中身は確実に近代化されており、排ガスを抑えるための技術的な進化が足元でしっかりと進んでいました。この「目に見えにくい進化」こそが、6月末からの排ガス規制強化を支える土台になっているのだと、深く納得させられました。

■ 2. 路地裏の修理屋とライダーに聞いた「生の声」

数字のデータだけでは分からない「市民のホンネ」を探るため、街頭インタビューや、路地裏にある小さなバイク修理拠点(パッチ屋)への聞き込みを行いました。

バイク廃車110番|ベトナム現地調査・視察|
ハノイのローカルな生活道路。市民の足として路地を行き交うバイクと、街の日常風景。

「6月末からの排ガス規制や、ハノイのガソリン車禁止についてどう思う?」と翻訳アプリを交えて尋ねると、現地の方々からはリアルな声が返ってきました。

  • 現地のライダー(30代男性):「規制のニュースは知っています。でも、今のインジェクションのバイクは調子もいいし燃費もいいから、まだしばらくはこれに乗るつもり。電気バイクは便利そうだけど、買い替えるのはまだ先かな」
  • 街のバイク修理屋の店主:「昔のキャブレター式に比べると、今のバイクはコンピューターだから故障が少なくなったよ。排ガス規制が厳しくなっても、今の新しいモデルなら安心さ」

生活の足としてバイクが不可欠だからこそ、ガソリン車の良さを活かしつつ、時代の変化に賢く適応しようとするベトナムの人々の生活感が伝わってきました。

■ 3. 大量廃車・リサイクルの現状はどうなっているか?

規制強化に伴い、古いバイク(特にインジェクション化されていない初期の車両など)が市場から淘汰されていくベトナム。 プロの視点として気になったのは、「引退した古いバイクたちがどこへ行くのか」という点です。

現地を観察すると、ベトナムの「リサイクル・リユース文化」の逞しさを垣間見ることができました。

バイク廃車110番|ベトナム現地調査・視察|
ハノイ市内の夜間交通量観測。テールランプの光が眩しく交錯する、活気あふれる大通りの渋滞風景

使える部品は徹底的に分解され、次のバイクの命へと繋がれていく。この「モノを大切にする精神」と「驚異的なリユースのスピード」は、日本の私たちも見習うべき点が多々ありました。キャブレター時代の古いパーツから、最新のインジェクション部品までが雑多に並ぶ市場には、二輪車の歴史そのものが凝縮されているようでした。

■ 4. まとめ:ベトナムで得た知見を、日本の「安心・安全」へ

今回のベトナム調査は、「バイクの歴史が動く瞬間を、自分たちの目で見て、現地の空気を直に感じる」という、極めて価値のあるフィールドワークとなりました。

バイク廃車110番|ベトナム現地調査・視察|
ハノイ・トレインストリートの風景。線路沿いに密接する民家や店舗が織りなす、ベトナム独特の空間利用文化。

「本格的なEV化はまだまだこれからだが、ガソリン車のインジェクション化による環境対策はすでに成熟しつつある」というリアルな現状は、現地に足を運ばなければ絶対に分からなかった収穫です。

日本国内でも、バイクの処分における「法令遵守(コンプライアンス)」や「環境への配慮」は年々重要性を増しています。

バイク廃車110番(株式会社アリーモ)は、今回の視察で得た「世界基準の環境意識」と「リユースへの情熱」を胸に、これからも日本のお客様へどこよりも『安心・安全・丁寧』なバイクの処分、廃車サービスを提供してまいります。

大切な愛車の処分や、乗らなくなったバイクの引き取りは、誠実対応の私たちにぜひお任せください!

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